トリコじかけになる

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親子の物語『グッバイ、レーニン!』

2003年公開のドイツ映画『グッバイ、レーニン!』を観ました。

友人に「笑えるし、史実の勉強にもなってしかも感動する映画だ!」と紹介されてどんな映画やねんと気になったのがきっかけ。

 

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【あらすじ】

東西ドイツの統一という時代の波に翻弄される人々の悲喜劇を笑いと涙で綴ったファミリー・ドラマ。東ベルリンを舞台に、昏睡中に東西ドイツが統一され、意識を取り戻した母が再びショックを受けないよう、消滅前の東ドイツを必死に見せ続ける息子の奮闘をユーモラスに描く。監督は本作が長編2作目となるヴォルフガング・ベッカー。ベルリン国際映画祭で最優秀ヨーロッパ映画賞受賞をはじめさまざまな映画賞に輝き、本国ドイツで歴代の興行記録を塗り替える大ヒットを記録。
 1989年、東ベルリン。テレビ修理店に勤める青年アレックス。彼の父は10年前に家族を捨て、西側に亡命した。一方、母クリスティアーネは、その反動からますます愛国心を強めていく。そんなある日、秘かに反体制の考えを持っていたアレックスが反社会主義デモに参加。その結果、警察と衝突するところを偶然目撃したクリスティアーネはショックで心臓発作を起こし、昏睡状態に陥ってしまう。その間にベルリンの壁が崩壊、統一ドイツは資本主義国家となる。やがて8ヶ月後、クリスティアーネは奇跡的に覚醒するのだが…。

映画 グッバイ、レーニン! - allcinema

(allsinema様より引用)

 

 

 

・感想 ※ネタバレあり

 

 東西ドイツ統一の史実をコミカルに描いた作品。もともと戦争映画はは重くて観ると疲れるので好きなジャンルではないのです。けれどこの映画はとても観やすかった。 

 

社会主義派の母親が倒れている間に東西ドイツ統一が行なわれる。奇跡的に目覚めた母親にそのことを言うとショックで死んでしまう。と心配した主人公が母親のために嘘をつき続けるというストーリー。

 

 

 

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 彼女がとても美人!

 

 

母親思いの優しい主人公がつく嘘に感動! 

と思いきや「それは無理あるでしょ!」って感じのものが多くてヒヤヒヤさせられます(笑)重い内容を扱っているにしてはコミカルなシーンが多いのがこの映画の良いところ。

 

 病的といわれてもおかしくないほどに母親思いの主人公と、彼を支える彼女。ほんと優しい人しか出てこない。それゆえにラストシーンは感動的で涙をこらえました。

 

 

 総評

史実をわかりやすく説明しつつ、ドラマも面白く笑えるので歴史に詳しくない人でも楽しめると思います。東ドイツと西ドイツの違いなど勉強になるところも多かったです。戦争映画が苦手な人にこどオススメしたい!


 

ふと思いましたが、今日じゃなくて昨日の終戦記念日に合わせて書けばよかったですね^^;そこらへんも意識していこうと思いました。