『新・耳・袋 あなたの隣の怖い話』 感想
『新・耳・袋 あなたの隣の怖い話』を読み終えました。
・感想
まさしく現代百物語という内容で読み進めていくうちにどんどん不思議な世界に引き込まれる感覚が・・・。テレビで芸能人が話すような山あり谷ありオチありの話ではなくて、怪異を集めた本なのでオチがないような話も多い。リアルな怪談とでも言うべきでしょうか。
個人的に面白かった話を挙げてみると
第25話 峠のホットドッグ屋
第34話 ハトのでる家
第40話 女だけに見えるもの
第54話 8ミリ・フィルムの子供
怖さでいうと「ハトのでる家」が怖かった。部屋にハトがでると思ったら、人の笑い声がハトの鳴き声に聞こえていたという話。こえー。
一晩で100話すべて読破すると不吉なことが起こるといわれている「いわくつき」の一冊。昨夜一晩で読破しました。結果、いまのところ不吉なことは起こっていません。ラッキーなのかアンラッキーなのかわかりませんけどね。
ただ、100話読むと怪異が起こると知っていたので、90話目を超えたらへんから読み進めるのめっちゃ怖かったです(笑)読み終えた瞬間になにか起こったらどうしようとビクビクしながら読めたので大いに楽しめました。
新耳袋シリーズは文庫版で第10夜まででているので、そちらも随時読んでいこうと思います。