THE MANZAIのネタ番組化とM-1グランプリ2015について一言。

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田村由美先生の『ＢＡＳＡＲＡ』が面白すぎて仕事にもブログにも手がつかないアンヂです。田村由美先生面白すぎますよ！ブログもしっかり更新していきます（すいません）

本日見たニュースで気になるものがあったので取り上げて見ます。

「THE　MANZAI　ネタ番組化」

6月中にはニュースで情報がでていたようですが、知らなかった。今後は今冬から復活するM-1グランプリに賞レースは一本化しようということらしいです。

このことについて思うところがあるので取り上げてみます。

・THE　MANZAIとM-1グランプリの違い

　THE MANZAIがM-1グランプリにシフトするということで二つの大会の違いをまとめてみます。

・参加資格

THE MANZAI：プロの漫才師であること

M-1グランプリ：プロアマ問わず、結成15年以内

もっとも大きな違いがココ。THE　MANZAIの特徴として結成～年以内という縛りがなかったことが挙げられます。そのため、2014年度は芸暦25年目の博多華丸・大吉さんが優勝をしています。芸暦が長いコンビでも再ブレイクを狙える大会でした。

それに対してＭ-1は結成15年以内の縛りがあり、若手の大会といえます。2010年度までは結成10年以内までだったのですが、5年間のブランクがあったので結成15年と改められたようです。また、アマチュアの参加を認めているところも特徴ですね。「変ホ長調」以来アマでの決勝進出はないですが、そのときは大きな話題になっていました。

・審査方法

THE MANZAI：9人の審査員が1人1票を最も面白いと思ったコンビに入れる方法。視聴者も国民ワラテンとして審査に加われるのが特徴。

M-1グランプリ：7人の審査員が100点の持ち点で点数化し、審査する方法。

THE MANZAIは放送作家の審査員枠があったり、国民ワラテンは大きな特徴でした。国民ワラテンは頑張れば操作できそうなので個人的にはどうなのかという気がしていましたが。

M-1は数値化してくれるのでわかりやすいですね。しかし、島田紳助さんがいないとどうにも締まらないような気がしてしまいます。それと松本人志さんは紳助さんがいない中でも審査員をやってくれるのでしょうか。噂では松本人志さんの言葉で夏から年末に時期がずれたという噂もあるので審査員やってくれるかな？審査員の続報は見逃せないですね。

・優勝報酬

THE MANZAI：フジテレビの新番組のレギュラー権。副賞としてどん兵衛10年分等

M-1グランプリ：優勝賞金1000万円

THE MANZAIはフジテレビのレギュラー番組権と「笑っていいとも」、「めちゃイケ」などの番組への出演権ですが、正直現在のフジテレビのレギュラー番組にそれほど価値があるとは思えないですね。M-1のように長く続けば優勝の名誉も大きなものになったでしょうから残念な気はしてしまいます。

M-1はシンプルですね賞金1000万！M-1ほど世の中に認知された賞レースもないので優勝の名誉も大きいです。けれど、世間の声とずれた人が優勝するとヤラセ疑惑がでてしまったりもする。しかし、それもコミでの話題の大きさなんでしょうね。

　大きな違いはこのくらいかと思います。THE MANZAIはエンターテインメント性の強い大会、M-1は漫才力を問われる大会。ぼくの中ではそういう風に捉えていました。それとTHE MANZAIのほうが空気が柔らかい大会というイメージはありました。Ｍ-1は空気が重くて殺伐としていて芸人さんたちの緊張感が刺さるようで見ていて辛いときもありました（ザ・パンチとか）なので見ているほうも本気、軽い気持ちでは見れない。あの緊張感が帰ってくるかと思うと懐かしいような気もします。

今回のニュースを知るまではTHE MANZAIは熟練芸人ＶＳ若手芸人の戦いがみれる大会、M-1は若手同士が死力を尽くして戦う大会という風に分けるのかと思っていました。M-1に一本化ということは熟練芸人たちの出場できる大会はなくなってしまう。その点は非常に残念ではありますが若手育成も大事ですもんね。少し残念な気もしますが。ネタ番組になってからも芸暦の長いコンビにもスポットをあてる大会であってほしい。